
未来を自分で読み解くためのフレームワーク
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RESET分析は、ルール、自然環境、社会、経済価値、技術の5つの要素を見直すことで、未来を見据えた経営や企画、活動を考えるためのTICオリジナルの手法です。
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ルール(R):近未来に出現しそうな国内外の政策/規制/条約、そして社会規範は何か
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自然環境(En):近未来に起きうる自然環境の変化とは何か
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社会(S):地域社会・文化・暮らし(働き方・学び方・生き方)価値観の変化は何か
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経済価値(Ec):経済価値を失いそう/経済価値が上がりそうなモノ・コトは何か
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技術(T):注目される新しい技術、見直される古い技術は何か
RESET分析は、ホライゾン・スキャニング(horizon scanning:将来において社会に大きな影響をもたらしうる兆候を捉え、潜在的なリスクや可能性を把握する活動)にもご活用いただけます。

こんな経験ありませんか?
技術投資の判断に躊躇してしまい、競合に水をあけられた。
社会の価値観の変化を見逃し、コミュニケーションが時代遅れになった。
俯瞰する力が足りなかったので、誤ったパートナーと組んでしまった。
気づけばコンサル頼みになって自らの軸を失っていた。
探究インテリジェンスセンターでは、講座や研修、セミナーを通じてRESET分析の手法をお伝えしています
RESET分析が優れている理由

近未来に意識を置ける
現在時点のスナップショットではなく、数年後の未来を想起した状態で意思決定できます。

動的に考えられる
5つの要素を考え、それらの相互関係を動的に検討することができます。

チームで使える
チームで各要素をともに考えることで、未来視点を共有する合意形成にも使えます。
Horizon Scanning ホライゾン・スキャニングとは
RESET分析はホライゾン・スキャニングにも活用していただけます。
ホライゾン・スキャニングは、20世紀後半から21世紀初頭にかけて、未来研究や政策立案の分野で発展した手法 で、英国政府のUK Foresight Programmeや、EU、国際連合などの機関が採用したことで、広く認知されるようになりました。
ホライゾン・スキャニングの要となるのは、現時点ではまだ明確なトレンドとして認識されていない微弱な兆候を捉えること。将来的に大きな変化をもたらす可能性を予測するために、テクノロジーや、社会、環境、ビジネス、経済といった領域において、まだ一部の専門家や先進的な分野でしか議論されていない兆しを見つけることが重要です。
RESET分析(ルール、自然環境、社会、経済価値、技術の5つの視点)を活用することで、これらの兆候をより体系的に整理し、発見する ことが可能になり、ホライゾンスキャニングの目的である 「リスクの早期発見」「新たな機会の探索」「戦略的意思決定」 に貢献できます。

RuleWatcherは、科学技術・学術政策研究所 (NISTEP)の、ホライゾンスキャニングに役立てられているウェブツールです。
RuleWatcherについては、こちらをご覧ください。
