発行日:2024年2月
執筆者:YOSHIDA, Miki
「アドボカシー」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。
何らか変えるべきと思う社会の状態に対して、その改善を訴えたり、自らの主張を支持してほしいと呼びかける活動のことアドボカシーを言います。
非営利組織や市民活動、あるいは個人が、アドボカシーを行っていますが、近年海外で主流になってきたのが、科学的な根拠や、専門的な見解といった意思決定に資する情報を加えた「エビデンス・ベースド・アドボカシー」です。
これからソーシャルな活動を始めてみたい方、すでにアドボカシーを実践している方に向けて、日本ではあまり紹介されていない「エビデンス・ベースド・アドボカシー実践法」を制作いたしました。
巻頭言は、ファクトを基にしたコミュニケーションに定評のある、京都大学大学院 経済学研究科特任教授の安田陽先生よりいただきました。
世界の多言語テキスト情報が手に入るこの時代、思いのある非営利組織や市民活動をされる方が、情報技術を味方につけて論拠をもって発信することが容易になってきています。
アドボカシーをより効果的に実践する一助となる本レポートをぜひご覧ください。